Maaya Wakasugi
2022年2月11日〜3月15日

Des fleurs qui dansent
Maaya Wakasugi が揮毫する花。
ついに「書の冒険」第二ステージが幕を開けます。
彼の生活には常に花が身近にあります。
日課である散歩の道中で咲き乱れる、季節の花たち。人目を気にせずに咲かせる花の力を作品にしたいと強く思い、キャンバスを舞台に「花を見つめ、花の力から得られる解放のパワーを集めて描いた」と言います。
Maayaの強みである、美しくも強い意志のある筆致が見事に表現された作品の数々は、私たちを魅了して止みません。さらに彼の独特な感性で選んだ色彩、まるで漆器の艶やかな色合いのような朱色、春を彩る山吹のような黄色、そして漆黒。私たち日本人の心に深く感じる和色を選び、その筆致をより美しく引き立たせています。
また作品から感じる独特な感覚。どこか胸が高鳴るような、胸騒ぎがするようなもの。これらは、Maayaがジェンダーを超える表現の場を「書」に向けたことが大きな機会となり、さらにキャンバスに書を融合したことで発生し、観るものに深い印象を与えています。
人種や国籍、性別、年代を超え、人々が観て一瞬で理解できる尊いもの、それがMaayaWakasugi が創り出す書の世界なのではないでしょうか。





